帰省

私は地元で生きていきたいと思わなかったから上京してきた。

でも、帰るたびに妙な発展をしていく街中、(ここだけは完璧に東京を凌駕する)家の窓から見える広い夕焼け、年をとっていく家族と友達や近所の人、絶対に裏切らない飼い犬、見ないうちに全部が変化してしまうのが怖くて 出ていくのが罪深いことに思えてきてしまう。

言い方は悪いけど、単なるノスタルジーやセンチメンタルだけではなくて お葬式を途中でばっくれたような後味の悪さもそこにはある。

この感情を地元愛として一括りにしていいものかは疑問だ。私はかなりひねくれた考え方で自分が18歳まで過ごした場所を処理しているのかもしれない。


東京に着いてからは、とりあえず普通にすごしてる。普通に過ごすことの大変さを噛み締めながら毎日いちおう顔洗ってる自分を褒めてる…




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